高圧ガス施設はプロパン,塩素など各種の危険なガスを保有している.この保有量の値は施設ごとに異なっている.現在,危険度は施設内部の潜在危険規模を対象におもにガスの種類と保有量をもとに推定されている。しかし,施設の立地環境は各施設ごとに異なっている.危険度は施設の実態により近い形で推定することが望まれる,このため,危険度の評価対象項目に各施設の立地環境の相違を加え,それも平明に推定できる方法が求められている. 本文では,ガス保有量などが変更された場合の被害規模を潜在危険規模より推定比較する方法にファジィ推論の応用を試みた.比較に際しては潜在危険規模の強度区分と発生確率とをあらかじめ設定しておく必要がある.この強度区分を5段階に設定したモデルを用いて,計算プロセスの実例を示した.