安全工学
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伊勢湾台風による被審と事後の対策について
三村 和男
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1992 年 31 巻 4 号 p. 255-264

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抄録

昭和34年9月26日,東海地方に襲来した超大型の伊勢湾台風は,満潮時刻と重なり,過去の経験をはるかに越える高潮と暴風により,愛知,岐阜,三重の3県下に死者約5000人,被災者153万人に達する宋曽有の被害を与えた。とりわけ名古屋市南部では高潮とさらに流木による被害が大きく死者約2000 人,被災者52万人の大災害となる.東レ㈱名古屋工場では,1m浸水し,操業再開におよそ1か月を要する大きな被害を蒙った.その被筈状況と事後の対策について概要を紹介する,

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© 1992 特定非営利活動法人 安全工学会
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