金網型フレームアレスターを用いて,圧力損失および消炎性能に及ぽす目詰まりの影響について検討 した. その結果,圧力損失は目詰まり部の面積に比例して増加し,非目詰まり部の断面積の減少を考慮することにより,目詰まりのある金網にも目詰まりのない場合と同様の実験式が適用できることを示した。 また,アレスターヘの火炎突入速度のうち,消炎可能な最大速度で消炎性能を評価すると,その性能は目詰まり部の面積の増加とともに減少し,減少の度合いは目詰まりパターンに依存することを示した.これら圧力損失と消炎性能両者の目詰まり率に対する変化は,アレスター内での火炎伝播速度の増加に起因することを明らかにした.