自然災害を,建築や土木技術によって防御するという従来の一面的な考え方から,発災後の防御体制や情報管理も含めて総合的に軽減するという考え方が定着するにっれ,企業防災力の向上に対する期待が高まってきた.こうした要請のもとに本稿は,企業が自らの防災力を自己評価するための様式を提案したものである.評価は,設備能力,人的能力,防備計画能力の三っの軸から成り,おのおの600点で,合計1800点満点となるよう設計されている.個々の能力を別の角度から集計することにより,対火災能力,対地震能力の得点が,他社と比較できる形となっている.