安全工学
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総説
今後の社会的規制の在り方について
山形 浩史神田 啓治清水 久二
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1997 年 36 巻 1 号 p. 2-9

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抄録

わが国における安全・環境・健康に関する社会的規制は,歴史的に,事故などの問題が起こるたびに,国が基準強化・監視強化を行うという形で進んできている。そして,それを国民が望み,これまで産業の発展と国民生活の安定にそれなりに寄与してきた.しかし,いまでは,かえって経済社会の硬直性を高めている.これからは,民間事業者の自己責任を明確にした上で,国等による規制を必要最小限の範囲・内容にとどめ・例えば,保険の活用などにより,安全等の確保ができる限り効率的に行われることが望ましい.さらに,もし被害が発生した場含には迅速・確実な事後救済を確保していくことが不可欠である.また,経済の国際化に伴い社会的規制の国際調和も必要である.

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© 1997 特定非営利活動法人 安全工学会
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