近年,環境問題,エネルギー問題の重要性が叫ばれる中で,それらに対する一つの回答として水素エネルギーを利用する燃料電池自動車(FCV)が注目を集めている.そして,燃料電池自動車に燃料水素を供給する設備である水素ステーションに関わる高圧ガス保安法等の安全関係諸法規の改正が,2005 年3 月に行われた.今回,(財)石油産業活性化センター(PEC)では,リスク評価手法を用いた安全性検討を通して水素ステーションに必要な安全対策(案)を策定する作業を行い,この案をベースとして高圧ガス保安法等の規制の見直しに深く関与する機会を得た.本稿では,この水素ステーションのリスク評価検討について報告することとしたい.