安全工学
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総説
FSA による船舶安全基準の新たな策定方法
金湖 富士夫
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2007 年 46 巻 1 号 p. 2-9

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抄録

FSA(formal safety assessment:総合安全評価)とは,リスク評価と費用対効果の評価を行って,cost―effective な安全基準を策定するためのIMO における基準審議の手続きである.FSA は大事故のあとに安全対策を強制化するというreactive な従来の方法とは異なり,proactive で透明な安全対策の提案と審議を可能とする.現状のFSA には種々の問題があるが,IMO 加盟国の大半に支持されFSA により提案される安全対策は増加しつつある.本稿はFSA について概説し,これまでのおもなFSA による安全対策の提案と審議を紹介する.また,FSA の問題点として指摘されている,複数の安全対策の効果をどのように推定するか,データが得られない場合の不確実さにどう対処するかという問題の解決方法を示す.また,IMO の基準審議におけるFSA の今後の方向性について触れる.

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© 2007 特定非営利活動法人 安全工学会
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