IGUS は不安定物質の特性や試験方法に関する研究者の国際コンソーシアムであり,爆発性・酸化性物質作業部会(EOS)の年1 回の会合では有機過酸化物,自己反応性物質、その他エネルギー物質,肥料,硝酸アンモニウム、酸化剤の試験方法,分類,安全を取り扱っている.2010 年のEOS は東京で開催され, 12 カ国・地域から産官学の研究者が参加した. 本年は,不安定物質の試験方法や分類についての議論,ヨーロッパの法律についての紹介,国際ラウンドロビンテストの結果などについて情報交換が行われた.本稿ではEOS の議長Wehrstedt 博士を中心としたメンバーによるEOS の紹介及び本年の会議の議題についてのレポートも掲載している. EOS は規制当局からの出席者,大学,研究機関,民間企業からの出席者が個人的に親交を深めることができる場である.さらなる情報は本文中にあるHP をごらん頂きたい.