安全工学
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総説
原子力事故直後における食品等の供給実態と課題について
平川 幸子村上 佳菜義澤 宣明滝澤 真理河合 理城佐藤 理高木 俊治中村 尚司
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2014 年 53 巻 3 号 p. 167-172

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抄録

2011 年3 月11 日に発生した東日本大震災に伴う原子力発電所事故直後から環境中及び露地野菜,原乳,水道水等から,ヨウ素131 が検出された.本稿では,主にヨウ素131 による内部被ばく線量の再評価の参考となる,事故直後の福島県住民の避難状況及び避難者の避難中の食生活及び流通実態について調査し,課題を整理した. 調査結果からは,事故直後に避難者が摂取した食品等の多くは事故前からの備蓄品又は被災地外からの支援物資であったことが確認された.さらに,対象野菜の出荷制限,水道水の摂取制限の他,流通施設の被災,小売店舗の閉鎖,等の状況からヨウ素131 で汚染された食品等が大量に消費される状況ではなく,一般に広く流通した可能性は低いことが示唆された.

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© 2014 特定非営利活動法人 安全工学会
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