安全工学
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次世代エネルギーの現状と安全性 特集
風力発電施設における安全対策の現状と課題
松信 隆
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2014 年 53 巻 6 号 p. 460-466

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抄録
風力発電は,化石燃料を燃焼する発電方式と異なり,運転に際して温室効果ガスの排出が無い安全な発電システムであり,自然エネルギーの中でも,発電単価が低く,有望な電源と位置付けられ導入が進んでいる.2014 年3 月時点で国内において2 715MW(271.5 万kW),1 948 基,447 発電所を超える風力発電システムが運転中となっていると推定されている.近年,一部の風力発電所において,風力発電システムの倒壊や部品の飛散事故が発生し,風力発電システムの安全対策についての課題が提起されている.ここでは,発電事業に供されている大型水平軸風車について,風車が電気事業法などの法令や基準を遵守し安全に設計されている実態と運転や保守管理がどのように寄与しているか解説すると共に最近の風車事故について安全面からの分析と対策について紹介する.
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© 2014 特定非営利活動法人 安全工学会
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