安全工学
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総説
安全対策に関する会計学的検討
牧野 良次小川 哲彦
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2017 年 56 巻 2 号 p. 76-83

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抄録

本稿の目的は,安全対策の費用や実際に事故が発生した際の損害の事後評価額といった情報を企業横断的に集約しそれらのデータを分析することができれば安全管理に関する有効な知見を得られる可能性があること,およびそのために解決が必要な課題を示すことである.安全管理に対するメリットを1)安全対策の効果の検証,2)経営者や従業員への動機付けの手段,および3)企業を社会的に評価する手段の観点から整理した.データは主として企業活動に関する貨幣評価額によって示されることから会計学(特に管理会計)の知見を利用することが有益と思われる.そこで本稿では会計学について概説し,さらに安全管理の隣接分野で会計が適用されている事例を紹介した.課題として,データの質を揃えるため安全対策費用や事故損害額を計算する手法の標準化が必要であることを述べた.

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© 2017 特定非営利活動法人 安全工学会
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