2017 年 56 巻 2 号 p. 92-98
国内・海外問わずプラントでは安全確保のための様々な取り組みが行われている.一方で国内と海外では取り組みの方向性が異なるとされてきた.例えば国内ではできる限りリスクを排除しようとする傾向があるのに対し,海外ではリスク評価に重点を置いて技術的措置の要求水準を決定するといった違いである.しかしながら近年では国内でもリスクの考え方を主体とした安全性評価へ移行しており,従来のような規制値遵守だけでは対応できなくなってきている.そこで海外プラントで主流となっている「セーフティケース」として取りまとめられる安全性評価スタディー体系を紹介する.