VDT 作業により眼疲労を評価するため,瞳孔対光反応解析装置を用いて検討した.対象者は21 ~23 歳(平均21.8)の25 名(男性12,女性13)とし,VDT 作業として数字探索課題ソフトによる作業を1 時間行った.作業の前後には自覚症状調査票への記載と単回光刺激の瞳孔対光反応測定を行った.25 名中11 名については,連続した10 回の光刺激測定も行った.光刺激は赤色LED(635 nm)と青色LED(470 nm)を用いて左右の眼を対象とた.自覚症状調査より,VDT 作業後は前より有意に(p <0.05)眼などの疲労を訴えた.単回の光刺激では,青色刺激のCR(縮瞳率)にて左右眼で作業後が前に比べて有意(p <0.05)に低値となった.連続光刺激では青色のCR にて,刺激10 回目と1 回目の縮瞳率差は,疲労により作業後には前より有意に小さくなった.青色刺激による縮瞳率を計測することで,眼疲労の指標の一つになる可能性が示唆された.