安全工学
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論文
可燃性液体塗料用静電塗装ガンの着火性評価方法に関する実験的研究
崔 光石崔 旻柳田 建三白松 憲一郎
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2021 年 60 巻 2 号 p. 85-92

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抄録

本研究では液体用静電塗装ガンの着火性評価の試験方法として,爆発容器に試験用プロパンガスを充填し,3 品目(S1 ~S3)の静電塗装ガンに異常放電を発生させて着火の有無を判断しながら,その妥当性および着火の原因を調べた.爆発実験装置は主に爆発容器,静電塗装ガン,接地鋼球電極,小型ロボット,試験用ガス,ガス濃度計,制御用ノートパソコン等から構成されている.結果によると,いずれの静電塗装ガンにおいても安全機能装置が着火爆発防止に有効であり,着火・爆発は起こらなかった.しかし,安全機能装置を停止させた状態の実験では,一部の静電塗装ガン(S2)で着火・爆発が起きた.これは針電極の近傍にある接地されていない金属製の塗料噴霧部が原因であることが明らかになった.なお,本研究で製作した爆発容器と方法を用いて,安全性を確保しながら再現性に優れた結果が得られ,その妥当性が確認できた.

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© 2021 特定非営利活動法人 安全工学会
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