平成時代に起きた重大事故を検証し , リスクアセスメント (RA) の 3 つの課題と提言をまとめた . 課題は ,① 配管更新などで従来と同等 (RIK) と判断しても事故に至ったことへの対策 ,② 非常に稀な確 率でしか起きないと想定される致命的事故への備え ,③ 重大事故防止に重点を置いたリスクベースの安全 マネジメントである . 提言は ,① RA を実施し対策を講じたとしても , 事故が起こりえることへの備えが必要である .② RA 評価体制を , これまでのステップ 1 「人で防ぐ」 , ステップ 2 「仕組みで防ぐ」に , ステップ 3 として「点 検・評価」を加える . すなわち , 安全を確保するための最後の砦として , 「点検・評価」を組み込む .③ 化学プラントの安全を担保するには ,RA における「 PDCA(Plan,Do,Check,Action) 」 の CA(RA 実 施後の「点検・評価」 ) を強化する必要がある .