国際海事機関 (IMO) は 2050 年までに船舶からの温室効果ガス排出を実質ゼロとする目標を掲げ , ア ンモニア燃料が有力な脱炭素燃料として注目されている . アンモニアは CO2 を排出しない一方で , 高い 毒性と腐食性を有するため , 従来の火災・爆発中心の安全要件とは異なる , 毒性防護を重視した体系が求 められる . 本稿では ,IMO 暫定ガイドラインおよび ClassNK ガイドラインに基づくアンモニア燃料船の 安全要件の枠組みを概説し , ガス拡散 , リスク評価 , 材料評価手法等の標準化に向けた ClassNK の研究 開発の取組みと , 今後の展望を紹介する .