2026 年 65 巻 2 号 p. 111-121
本研究では , 粉じん爆発の災害対策に資するために , 災害現場で想定される , 正・負極性の極性変化を 伴う火花放電の発生装置を開発した . 本開発装置での正・負極性の放電時の電圧電流波形の測定より , 両極性において , 火花放電の発生特性 である , ストリーマ放電から火花放電への進展 , コンデンサ充電エネルギーの増加に伴う , 電流立ち上が り速度の増加が確認され , 開発装置は , 極性変化を伴う火花放電の発生が可能であることが実証された . 正・負極性の火花放電時の電圧電流波形は互いに極性が反転すること , コンデンサ充電エネルギーの増加 とともに , 有効火花放電エネルギーが増加する電気的特性を有することが判明した . 波形解析により , 両 極性での有効火花放電エネルギーは火花放電抵抗に分配されるコンデンサ充電エネルギーであることが明 らかとなった .