理学療法さが
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原著
高齢の慢性期脳卒中片麻痺患者を対象とした杖使用の有無を判別する身体機能の検討
―居住地域の変量効果を考慮した横断研究―
釜﨑 大志郎大田尾 浩八谷 瑞紀北島 貴大中村 正造手塚 善貴下木原 俊丸田 道雄室谷 健太田平 隆行
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2024 年 10 巻 1 号 p. 19-28

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抄録

要旨:〔目的〕高齢の慢性期脳卒中片麻痺患者を対象に,杖使用の有無を判別する身体機能について検討することを目的とした。〔対象と方法〕対象は,高齢の慢性期脳卒中片麻痺患者とした。居住地域を含む基本情報に加えて,握力,膝伸展筋力,30-second chair stand test(30CST),開眼片脚立ち時間,最大歩行速度,timed up and go test を測定した。分析には,杖使用の有無を従属変数,居住地域を変量効果とした一般化線形混合モデルを用いた。〔結果〕分析対象者は,高齢の慢性期脳卒中片麻痺患者206名(平均年齢77±7歳,女性49%)であった。分析の結果,杖使用の有無には麻痺側の膝伸展筋力(推定値-0.13,p=0.049)と30CST(-0.18,p =0.013)が関係することが明らかになった。〔結語〕高齢の慢性期脳卒中片麻痺患者の杖使用の有無には,下肢筋力が関係することが明らかになった。杖の処方を検討する際には,下肢筋力に着目する必要性が示唆された。

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