理学療法さが
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短報
握力と身体機能の相関は,実測値でも正規化した値でも変わらない
藤村 諭史釜﨑 大志郎八谷 瑞紀久保 温子大川 裕行坂本 飛鳥藤原 和彦鎌田 實溝上 泰弘大田尾 浩
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2024 年 10 巻 1 号 p. 59-64

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抄録

要旨:〔目的〕本研究は,握力を正規化する際にどの体格変数を用いることが有用なのかを検討した。〔対象〕対象は,地域在住女性中高年者186名[73(69〜78)歳]であった。〔方法〕性別と年齢を記録し,測定した握力を正規化するために身長,体重,body mass index(BMI)を測定した。握力はスメドレー式握力計を用いて測定した。統計処理は,まず分析対象者の握力と全国平均の握力を比較し,測定値の妥当性を確認した。次に,握力を身長,体重,BMIで除した値と各身体機能項目との相関をSpearman の相関分析で検討した。〔結果〕対象者の握力と全国平均の握力には,有意な差は見られなかった。また,握力を身長,体重,BMI で除した値と各測定項目との相関係数に明らかな違いは見られなかった。〔結語〕握力は実測値を使用しても,正規化した値を使用しても身体機能との相関に違いはないことが明らかになった。

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