2026 年 12 巻 1 号 p. 35-41
〔目的〕成人男性にて荷重位背屈可動域と内側縦アーチ高・柔軟性の関係を明らかにすること。〔対象〕健常成人および当院でリハビリテーション実施中の成人男性35名(33.6±11.5歳,足関節・足部に疾患または既往歴を有する場合は健側のみ解析)。〔方法〕評価項目は荷重位背屈可動域,内側縦アーチ高の評価として坐位・立位・荷重位背屈時のNavicular Height(NH),Arch Height Index(AHI),柔軟性の評価としてNavicular Drop(ND),荷重位背屈時ND,Arch Stiffness Index(ASI),荷重位背屈時ASI を算出した。NH,AHI は一元配置分散分析とBonferroni 法で比較し,荷重位背屈可動域と各指標は相関分析で検討した。〔結果〕分析対象は60足で,各条件に主効果と有意差を認め,ASI のみ弱い相関を示した。〔結論〕荷重位背屈可動域改善には内側縦アーチの柔軟性を考慮することが有用と示唆された。