2019 年 5 巻 1 号 p. 15-20
[目的]高齢者の健康関連 QOL と身体機能,認知機能,栄養評価,社会的属性の関連を検討することを目的とした。[方法]佐賀県吉野ヶ里町社会福祉協議会の呼びかけで参加した65歳以上の男女28人が対象であった(平均年齢78.7歳)。[結果]SF−8の各領域と各測定項目間の相関で有意であった領域は開眼片足立ちと身体的機能(PF)(r=−0.62),身体的原因による役割制限(RP)(r=−0.54),身体的サマリー(r=−0.49)であった。MNF-SF と身体の痛み(BP)(r=0.53),身体的サマリー(r=0.45)であった。精神的健康(MH)得点において男性群が女性群よりも有意に高く,一般的健康感(GH),社会的機能(SF),精神的健康(MH)得点においてはパソコン使用群が使用しない群より有意に低かった。[結論]高齢者におけるバランス機能と低栄養状態は QOLの低下を招く恐れがあることが推察された。