2026 年 39 巻 1 号 p. 39-49
本稿は,学校内の相談室を小学校4年生から高校生まで利用した男子クライエントとの面接過程について検討したものである。当初,抜毛があり,また,家では両親との間で,学校ではほかの児童や教師との間で,ストレスを抱えていた。セラピストは,遊びを通して,学校の中の相談室がクライエントにとって居心地のよい空間になることを目指した。長期にわたるスクールカウンセリングを通して,さまざまな遊びが行われ,遊びを通して攻撃性が表現され,攻撃性をコントロールすることもできるようになった。そして,相談室が必要でなくなり,彼はカウンセリングを終了することを決めた。