産業衛生学雑誌
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原著
某国立大学附属病院研修医の睡眠実態
垰田 和史中村 賢治北原 照代西山 勝夫
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2005 年 47 巻 6 号 p. 246-253

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抄録

某国立大学附属病院研修医の睡眠実態:垰田和史ほか.滋賀医科大学予防医学講座―新医師臨床研修制度導入以前の研修医の労働や生活の実態を検討する目的で,国立大学附属病院に所属する102名の研修医について,連続した4週間の生活時間調査を行った.調査対象とした2,722人日のうち76%の有効回答をえた.平日の平均睡眠時間は5.7時間,土曜・祝日の平均睡眠時間は6.8時間だった.研修医の40%は睡眠時間が6時間未満で5時間未満の者が17%おり,外科に所属する研修医の睡眠時間は特に短かった.研修医の睡眠不足は健康を脅かすだけでなく医療の安全性を低下させることから,新医師臨床研修制度のもとで,研修医の睡眠時間を含む生活が適切に保たれるよう,追跡検証する必要がある.(産衛誌2005; 47: 246-253)

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© 2005 公益社団法人 日本産業衛生学会
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