日本化粧品技術者会誌
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POE/POPランダム共重合体ジメチルエーテルを利用した新規層状ナノカプセル技術の化粧料への応用
岡 隆史宮原 令二尾島 晃司郎原 英二郎三宅 浩子木村 朋子福原 忠雄互 恵子
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2009 年 43 巻 2 号 p. 79-85

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抄録
これまでわれわれは,ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン(POE/POP)ランダム共重合体ジメチルエーテルを利用した微細乳化法を種々開発してきた。これらのうち,ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン(POE/POP)ランダム共重合体ジメチルエーテル,ステロール系活性剤,極性油分を用いて調製したO/W型乳化基剤は,ナノサイズの乳化粒子の外側に層状構造を伴う特徴的な形態(層状ナノカプセル)であることを報告している。本乳化粒子内に油溶性の有効成分の配合を検討した結果,安定に配合可能であることがわかった。また,蛍光偏光測定やNMR測定などにより,乳化粒子内部の流動性に関して考察した。一方,本O/W型乳化基剤を応用した美容液に関してモニターテストを実施した結果,短期間で肌のうるおいやハリが改善されたことが実感され,連用によりますます実効感が高まっていることが確認された。
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© 2009 日本化粧品技術者会
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