システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
第47回システム制御情報学会研究発表講演会
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秩序・無秩序転移における外乱の影響について
石川 昌明宮島 啓一城山 雄介
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p. 4050

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抄録
一般に物質は与えられた環境(温度,圧力,磁場等)のもとである平衡状態にあるが,これらの環境が変化すると,もとの平衡状態が不安定化し,新しい安定な平衡状態に向かって状態が変化することがある.このような変化は一般に相転移と呼ばれる.特に2成分合金の相転移現象には相分離と秩序・無秩序転移という2つの相転移現象が存在するが本論文では秩序・無秩序転移に着目し,熱揺らぎや不純物の影響を外乱として捉え,秩序・無秩序転移の確率偏微分方程式によるモデル化を行い,熱揺らぎ等の不規則外乱の秩序・無秩序転移における影響をシミュレーションを通して考察する.
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© 2003 システム制御情報学会
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