システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
第49回システム制御情報学会研究発表講演会
セッションID: 5C4-3
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2次形式評価関数に基づくスライディング平面設計問題の解法について
川上 敦司*古谷 栄光
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抄録
スライディングモード制御系において,スライディング平面は性能を決定する重要な要素であり,その設計は非常に重要である.スライディング平面の設計法として,スライディングモード時の状態と等価入力からなる2次形式評価関数について最適なスライディング平面の設計問題を伸長型LMIを用いて書き直し,繰返し法によって解く方法が提案されているが,この方法は等価入力を考慮に入れない場合よりも良い解が得られるものの,必ずしも最適なスライディング平面が求められる保証がなかった.本研究では,この最適スライディング平面設計問題に大域的最適解が得られる分枝限定法による解法を適用し,例題をとおして従来の方法と比較した.
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© 2005 システム制御情報学会
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