社会不安が高まる昨今、ユーザに安全安心を提供する手法が求められている。本研究はインタフェース工学の立場から、情報提供手法が人々に与える安心感不安感の要因を探り、安心感を提供するインタフェースの設計指針作成を目指す。インタフェースには、人間の安心感の要素に応じて、知覚レベル、認知レベル等の異なるモードがあるが、今回は認知レベルに着目する。まずは実験によって、情報提供の方向性、受け手と情報内容との関わり方などが安心感や納得感に影響することが明らかになった。さらに科学技術に対する安心感の構造についての検討を行う。