ディジタルゴースト透かし方式の相関検出に関する一検討

抄録

これまでのディジタルゴースト透かし方式の研究では、透かし検出部分は相互相関関数を用い、その最大ピーク値で検出を行っていたが、透かし検出の信頼性についての検討が十分に行われていなかった。そこで、従来の相互相関ではなく、硬判定後の相互相関を用いて統計的な閾値を設定する方法を提案し、検出結果の信頼性が計算によって求められることを示す。尚、この閾値は画像によらないと考えられるため、検出部の計算の効率化も期待できる。