ニューラルネットワークを用いたタンパク質のO-結合型糖鎖修飾部位の予測

抄録

タンパク質において，O-結合型糖鎖修飾を受けるアミノ酸残基は，セリンまたはスリオニンであるが，すべてのセリン・スリオニンが修飾されるわけではない．また，その修飾機構はいまだ明らかにされておらず，規則性の発見や予測法の開発が望まれている．本研究では，既報告のO-型糖鎖修飾データに対し，アミノ酸残基をその各種性質に基づいて符号化したニューラルネットワークを用いて，O-結合型糖鎖修飾部位の予測を目指す．