システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
第51回システム制御情報学会研究発表講演会
セッションID: 3T1-1
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可聴音による対象物までの距離推定
定在波利用の可能性
*中迫 昇上保 徹志大亦 紀光森 淳
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抄録

一般に超音波による距離計測では,送信パルスと対象物からの反射波との時間差が用いられている.しかし、送信パルスが十分減衰しないうちに反射波が返ってくるような距離では反射波が送信波に埋もれてしまい測定できない.  市販されている超音波距離計や,タンク内の水位を測定する超音波レベル計などでは距離が数10cm以下になると測定できなくなるものがほとんどである.一方,マイクロ波レーダの分野では,近距離計測を行うために定在波を利用する手法が知られている.  本研究では,近距離計測の技術を音とくに可聴音に拡張することを考え,定在波を利用した近距離推定法について詳述する.さらに,シミュレーション結果や実音場での推定結果も示す.

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© 2007 システム制御情報学会
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