抄録
製造現場において生産性の維持向上は重要な課題である.生産性に悪影響を与える要因の特定と要因別の改善策を継続的に実施することで,生産性を維持・向上することが可能となる.要因の特定を精密に行うためには,現場担当者が装置ごとに生産時の無駄を定量的に把握することが必須である.そこで,本稿では生産に寄与している(正)状態と,寄与していない無駄な(負)状態を定義,階層化し,センサデータを用いて定義に基づいた生産設備の稼動状態の識別を行う技術を提案する.本技術によって装置単位・要因単位での稼動状態が可視化され,現場担当者が精度の高い改善策を実施することができる.