Strength and Conditioning Journal Japan
Online ISSN : 2759-0674
Print ISSN : 1883-4140
組織内におけるスポーツ科学者の役割の適用
Benjamin H. GleasonTimothy J. SuchomelClive BrewerEric McMahonRyan P. LisMichael H. Stone
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2024 年 31 巻 9 号 p. 32-45

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抄録

アメリカ国内のスポーツ組織において、最近の傾向として、スポーツ科学プログラムの適用が拡大していることが指摘されている。アスリートやコーチのパフォーマンスの向上をてこ入れし、組織内や組織間、またスポーツシステム全体を通して知識関連課題の支援を可能にする目的で、スポーツ科学者(SS)の役割を活用するいくつかの方法を明らかにするためには、議論が必要である。本稿では、フルタイムからパートタイムのSSがその役割を果たすための様々な組織体制の概要を提供し、また、SSを支援するために利用可能なベストプラクティス(最良の実践、ハイパフォーマンスマネージャーの役割を含む)を提示する。さらに、SSの役割の誤った適用についても議論し、スポーツ科学研究プログラムの確立に際し、主としてアメリカが抱える課題を明らかにする。

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