方向転換(COD:change of direction)の能力は、多くのフィールドスポーツやコートスポーツの成功にとって基本的に重要であると考えられる。既存のいくつかのCODモデルでは、テクニック、脚部の筋力特性、および直線スプリント速度がCODのパフォーマンスを決定する重要な要素であるとされる。本ナラティブ(叙述的)レビューでは、特定の脚筋力(短縮性筋力、伸張性筋力、等尺性筋力、反応筋力)とそれらの5-0-5CODテストのパフォーマンスとの関係に焦点を当てながら、オリジナルのCODモデルについて論じる。先行研究から明らかなように、これらの脚筋力は、それぞれが5-0-5CODテストのパフォーマンスに貢献している。しかしCODを行なう各段階において、どの筋力が最も作用しているかは不明である。本レビューでは、新しいCODモデルを紹介し、修正5-0-5CODテストを4つの明確に異なる段階(加速、減速、180°ターン、再加速)に区分する方法を提示する。この新しい視点および提案するテスト方法は、修正5-0-5CODテストにより大きな診断的価値をもたらし、コーチや専門職は、CODとスポーツパフォーマンスの向上を目的に、より的を絞ったフィードバックやプログラミングを行なうことが可能になる。