2025 年 53 巻 2 号 p. 88-95
脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血に対する治療の第一の目的は,再破裂予防である.2012年4月から2024年3月までに札幌禎心会病院で開頭術を施行した脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血連続 478例を対象とし,術後半年以内に再出血をきたした症例について,術前画像,術中所見,手術手技,術後経過を検討した.連続 478例の破裂脳動脈瘤に対して開頭術を行い,6カ月以内の再治療率は0.6%,再出血率は0.2%であった.直視下に確実に破裂点を視認し止血することで非常に低い再治療率,再出血率が得られた.