抄録
仙台市の泉ヶ岳に水源を持ち宮城野区で太平洋に出る七北田川,その河口に広がる蒲生干潟は多くの生き物であふれた「海のゆりかご」として存在していた。また市民のレクリエーションの場であると同時に,子供たちが環境について学ぶ場でもあった。蒲生干潟の重要さは広く認識されており,2005 年度には「蒲生干潟再生協議会」が設立されるなど様々
な行政による保全活動や,民間団体・地域住民による清掃活動,自然保護思想の普及活動なども行われてきた。市民の心に根ざした蒲生干潟は今回の地震で大きな被害を受けた。本論では,今回の地震から魚類がどのように影響が受けたかを調査・考察した。