仙台市科学館研究報告
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2011 年東北地方太平洋沖地震津波後の蒲生干潟の地形変遷その 5
中田 晋花田 義輝長島 康雄西城 光洋菊池 正昭
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2016 年 25 巻 p. 56-60

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抄録
2011 年東北地方太平洋沖地震に伴って発生した津波によって,七北田川河口に広がる蒲生干潟はその姿を大きく変えた。震災後 3 年間で大きく変動したのち安定した干潟内部の汀線は,その後もほぼ安定な状態を保っていたが,2015 年 9 月に台風 17 号の影響で潟湖と川をつなぐ導流堤の通水部分に多くの堆積物があり,潟湖と川との通水が途絶えてしまった。その後河口付近の地形は変化したが 12 月の調査で潟湖と川が再び通水したことが確認された。
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© 2016 仙台市科学館
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