抄録
社会教育調査及び日本図書館協会による調査(JLA 調査)において,公表されている「図書館数」の差異について分析した。2018年度の調査結果では,社会教育調査が3,360館に対しJLA 調査では3,296館と,64館の差異がある。また,図書館数に差異を生じている市区町村は130自治体であった。両調査では,調査対象とする図書館の相違があることから,差異を生じる主な要因として,公立図書館に関しては図書館設置条例または施行規則に規定されている「分館」「分室」等の扱いの相違が考えられる。一方で,各図書館や自治体の回答姿勢等の課題も内包されている可能性がある。