抄録
近年,地域資源の有効活用による植生基盤の構築・保全が推進されている。本研究では,もみ殻灰を有効利用した植生基盤材の開発を目的としている。このための基礎的検討として,接合材に酸化マグネシウムを使用し,もみ殻灰を混合した植生基盤材の力学特性を割裂試験により評価した結果を報告する。実験的検討では,もみ殻灰混入土(シリーズ MR)および未混入土(シリーズ M)において割裂試験を行い,破壊過程を AE 法および画像解析により詳細に評価した。検討の結果,シリーズ MR は AE 発生挙動にシリーズ M との差異が確認された。AE 法による SiGMA 解析および画像解析結果より,ひずみの局所化と AE の発生位置・形成モードに関係があることが示唆された。