生産管理
Online ISSN : 2186-6120
Print ISSN : 1341-528X
視認率を考慮した書店におけるディスプレイ法
義若 紘史柳川 佳也宮崎 茂次
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 13 巻 1 号 p. 11-18

詳細
抄録

書店において雑誌の並べ方を考慮することで, 売上金額の上昇を期待することができ, 在庫削減の効果も期待できる。本研究の目的は, 様々な要因から適切な雑誌の並べ方を考慮する関係式により, 視認率の向上を行なうことであり, 本研究結果を適用することにより, 売上金額の増大が見込める。実際の店舗で用いられている並べ方は, 担当者の経験, 慣習的方法に頼る部分が大きいなどの問題がある。これらの問題を解決するために, 本研究で導き出した関係式を用いた解法により, 雑誌の単価, 鮮度, 商品力そして, 置き場所の優劣を考慮した視認率の向上を目指す並べ方を実験的に検討した。

著者関連情報
© 日本生産管理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top