生産研究
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研究速報
ポータブル起振器を用いた木造住宅の耐震性評価に関する基礎的研究
佐藤 芳仁江島 潤一郎大原 美保目黒 公郎
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2008 年 60 巻 3 号 p. 266-270

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抄録
 本研究では, 現行の耐震診断法の問題を解決するために, ポータブル起振器を用いて建物を高精度に制御しながら振動させ, そこから得られた建物応答とそれを精度高く再現する解析法により, 簡便かつ高精度で耐震性能を評価する方法の提案を試みた.まずミニチュア木造住宅模型の実験により, ポータブル起振器を用いた建物の診断法を検討した.次に三次元拡張個別要素法(3D-EDEM)を用いた動的解析の精度を検証し, ミニチュア木造住宅の動的シミュレーションを行った.最後に新しい耐震性能評価指標Iw’ 値の検討と耐震診断・補強フローの提案を行った.[本要旨はPDFには含まれない]
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© 2008 東京大学生産技術研究所
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