Construction projects require the exchange of information between members. Previous research works proposed the use of Web-based databases to achieve efficient information management. However, they failed to acknowledge Web-based social network communities, which may provide valuable features for information management. This paper proposes that the Web-based SNC paradigm be studied to identify how it may be adopted by the construction industry. The use of Web-based technology for increased accessibility and multimedia organization tools like tags provide means for identifying and classifying information. However, the needs of the construction industry should be considered before attempting to apply the social networking paradigm. [This abstract is not included in the PDF]

抄録全体を表示

　構造物の品質を確保するためには，何かひとつの工程に注意するのではなく，構造物が完成するまでの全ての工程それぞれに注意を払わなければいけない．それぞれの工程には，独自の問題があり，個々に解決していかなければならない．本研究では，検査体制，施工，レディーミクストコンクリートの品質について言及したが，それぞれに問題点があり，それに対する解決策を検討した．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　ひび割れがコンクリート構造物の中性化進行に及ぼす影響を検討した結果はあるが, その多くは水和反応が概ね終了した時点で発生するひび割れを対象としており, 水和反応が比較的活発な若材齢時に発生したひび割れを検討の対象とした例は少ない．本研究では, 極若材齢に発生したひび割れが, 中性化進行に及ぼす影響の把握を目的とし実験的な検討を行った．その結果, 極若材齢に発生したひび割れはその後の養生によって, ひび割れ内の未水和セメントが反応し, ひび割れが閉塞する可能性があることがわかった．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

   In this research study, it was aimed to identify the macro-cell corrosion current under the effect of chloride contents, coupled cathodic surface area and clear spacing between anode and cathode. Results show that the corrosion activity is increased with the total and difference of chloride contents. It was also observed that the coupled cathodic area or higher cathodic to anodic ratio might facilitate to corrode the anodic element more rapidly. A significant difference of results of specimens with different clear spacing between anode and cathode could not be observed which was assumed to be affected by other unclear factors. [This abstract is not included in the PDF]

抄録全体を表示

　火害を受けたモルタルは強度等の性能が低下し, その後水中養生することにより性能が回復すると報告されているが, その詳細な機構は未だ明らかではなく, 耐久性能の回復機構に関しては殆ど検討されていない。本研究は, 火害後の耐久性能の回復機構を解明するため, 透気性及び中性化に着目し, 異なる再養生条件下で実験的検討を行った。その結果, 火害後に水中養生を施した場合, 透気性及び中性化に対する抵抗性が回復することが明らかとなった。［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　水硬性ポリウレタン樹脂が含浸された連続繊維シートを用いた, 災害損傷構造物に対する新しい迅速復旧工法を提案した．この工法は, 施工が簡便で迅速に対応が出来, しかも安全であることから, 被災時の復旧技術として適用できる．施工に関する検討をするために, 医療用ギプスで補修されたコンクリート試験体の圧縮および曲げ試験を行った．その結果, シートの端部は特に固定せず, また巻き方は連続的に巻き立てる方法が, 最も簡便で効果がある施工法であることが確認された．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　災害損傷構造物の迅速復旧工法の開発の一環として, 水硬性ポリウレタン樹脂と連続繊維シートを新たに選定した．また材料の性質が補修効果に及ぼす影響を検討するために, 補修されたコンクリート試験体の圧縮および曲げ試験を行った．その結果, シートとコンクリートに付着がある場合は, 高強度樹脂を用いたものがより大きな補修効果が現れた．付着が無い場合は, 樹脂の強度が与える影響は小さいことが確認された．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　塩害を受けたコンクリート構造物中の鉄筋の腐食性状および腐食が鉄筋の機械的性質に与える影響をより精緻に評価することはRC構造物の構造性能評価に不可欠である．そこで, 既存RC構造物から採取した鉄筋の形状を詳細に測定し, 腐食による断面形状の変化を把握するとともに, それらが鉄筋の力学的性質に及ぼす影響について検討した．特に鉄筋腐食の不均一性の観点からこれらの考察を行い, その不確定要因の解明に資する情報を提示した．また, 実用的な観点から, 腐食による断面形状の変化を効率的に評価するために必要な測定間隔についてもあわせて検討した．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

   In the past, many structures failed by surface fault rupture however the only way to mitigate this damage until now is to avoid constructing building on the fault zone. As a result, we focused our study on behavior of the structure on the fault rupture movement in order to find the better way to reduce the fault rupture damage. Applied Element Method (AEM) was employed to simulate the behavior of reinforced concrete bridge and building under surface fault rupture. The simulation result in case of Arifiye bridge indicated that the connection between bridge girders can cause the progressive collapse of the others far from the fault. And the result from typical building showed that the failure behavior is controlled by rebar cut-off in beams or columns which resulting in large force drops. Moreover, different dip angle results in different modes of failure but only slightest difference in the maximum resisting displacement. [This abstract is not included in the PDF]

抄録全体を表示

　鉄筋コンクリート(RC)構造物に生じる劣化現象は, 各種要因により多様性に富み, 同一構造物内, 同一部材内においても様々な様相を呈する．このため, RC構造物の維持管理を効率的に行うためには, 環境的要因や材料的要因等の劣化現象に関わる不確定要因を工学的に処理し, 性能評価および予測を精度よく行う手法の開発が必要である．本報告は, 供用約40年が経過した桟橋上部工から切り出したRC部材のコンクリート中の塩化物イオン濃度分布から, 塩化物イオン浸透性状の非一様性およびその不確定要因について考察するものである．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　地中埋設管のうちたわみ性管の挙動は埋設地盤に強く依存するため埋戻し土をよく締固めるという条件で設計される．しかしながら, 管直近の狭窄部においては十分な締固めが容易でない場合も多いのが実状である．本研究では長期にわたる埋設環境において管の埋設状態(周辺地盤状態)が管に及ぼす影響を調べるために, 小型土槽を用いて繰返し載荷実験を行い, 埋設地盤の密度の違いによる管の作用応力と変形について検討した．裏込め土の締固めが不十分な場合は, 繰返し載荷に伴い管頂部へ応力集中が生じるとともに管側方からの地盤反力が減少し管には大きな変形が生じた．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　近年老朽化が著しい下水道管の更新手法のひとつとして，非開削で内側にライニングを施す埋設管更生工法が注目され，実務で多く適用されている．既設管とライニングの二層構造で外力を負担する二層構造管設計を適用すれば必要ライニング管厚を薄くでき合理的に設計できるが，既設管とライニング管の外力分担メカニズムや既設管の耐久性等に関する知見はいまだ十分とはいえない．本研究では，既設管とライニング管の外力分担メカニズムの解明を目的として模型実験を行い，埋設地盤密度と既設管劣化がライニング管挙動に与える影響を考察した．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　ベンダーエレメント試験は, さまざまなタイプの土の室内試験装置に組み込むことにより比較的短時間に非破壊で供試体の微小ひずみせん断剛性を測定できるため, 近年急速に普及している．しかし, その結果の解釈や試験の適用限界については統一的な見解に達していないのが現状である．本研究ではBE試験における不確定要因の中から供試体形状の影響を調べるために, 三種類の形状／寸法の三軸円柱供試体を用いてBE試験を実施した．従来から指摘されているニアフィールド効果の他, 供試体側面におけるP波の反射の影響と見られるノイズにより, せん断波の到達時刻の見極めが困難になる場合があった．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　近年，微生物の力を利用して地盤に固結力を付与する方法が環境負荷の少ない新しい手法として提案されているが，それらの固結生成物の物理的・力学的評価については未解明な部分が多い．本研究では、豊浦砂の三軸供試体に，農業排水の流入するため池の水をベースとしたグラウト溶液を通水し，固化の経過を供試体内を伝播するせん断波速度と比較し，固化の進展の尺度としてせん断波測定を用いることの妥当性を評価した［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　日本では, 高度成長期に建設した多くの橋梁の劣化が進行する中, 適切な維持管理を行うための技術が必須であるが, その実現のためには科学的な手法に基づいて収集した定量的な橋梁挙動基礎データの必要性が認識され始めてきている．本稿では, 筆者らがこの基礎データを効率的かつ高精度に収集すべく重量車両の交通量が著しく多い首都高渋谷3号線に構築した最新のセンサシステムをベースとした遠隔モニタリングシステムについて述べる．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　本稿では, 最新のセンサシステムを活用した遠隔モニタリング技術を使用し, 橋梁の挙動変化から健全度の評価が可能かどうかの基本性能の確認として, 長期的なひずみデータの変動に着目した解析を行った．その結果, RC道路橋の主桁に生じるひずみは, 短期的には交通量, 通行車両の重量などの外力によって変動すること, また長期的には気温の変動に伴って変動することから, 長期的なモニタリングの中で, 上記外力変動や気温変動では説明の出来ないひずみ変動が生じた場合は, 対象橋梁に何らかの変化が発生した可能性があることがわかった．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　本研究では, 交通手段の変更を伴わない新たなモビリティマネジメントの手法として, 時間分散による混雑緩和方策を提案し, その実現可能性を検討した．まず理論的な検討により, プログラム導入により得られる効果を分析した．またアンケート調査を実施し, 道路利用者の意向や実際の導入に際しての課題を把握した．その結果, 時間分散には大きな混雑緩和の可能性があること, 出発時刻の変更は駐車場の心配や普段の習慣を変える必要から抵抗が少なくないが, 阻害要因を取り除くことができれば時刻変更への協力が見こめることなどが明らかになった．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　信号制御において, ロスタイムはサイクル長の決定に大きな影響を与えるため, その適正な評価は非常に重要である．本研究では, 実際の交差点における交通流をビデオ観測により詳細に分析することにより, コンフリクトポイントに着目したクリアランスタイムの評価と飽和交通流率に基づくロスタイムの正確な算出を行った．その結果, コンフリクトポイントを用いることで現状よりロスタイムを縮減できる可能性があること, ロスタイム算出には飽和交通流率を精度よく求めることが重要であること等が明らかになった．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　東京都は首都直下型の地震による被害想定を公表, 防災に努めている．地震による被害は, 直接的な揺れによる建物の倒壊のみではなく, 物的・人的に多大な被害をもたらすものである．中でも地震発生直後の火災による2次被害は甚大である．本研究ではメソスケール気象モデルを用い, 東京首都圏直下で発生した地震に因り都市火災が発生した場合を想定し, 広域にわたる熱気流性状を評価する．シミュレーションにより, 火災発生箇所上空では非常に強い鉛直風が再現された．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

   In recent years, the urban atmospheric pollution is still an important environmental problem due to the rapid urbanization and industrial development. It is found that atmospheric pollutant concentration can be strongly affected by some local climatic factors (e.g., temperature, humidity, wind, radiation, etc.). In this study, we use the MM5/CMAQ model to examine relationship between these climatic factors and ground ozone (O₃) concentration over Kanto (Japan) area. The nested grid system which cover a region of Kanto with grid resolutions of 9 km, 3 km, and 1 km respectively, have been employed to this study. The relationship between the simulated O₃ concentration with temperature, solar radiation, relative humidity, and wind were analyzed over the August 2005, representing typical summer climate. The numerical simulation shows O₃ concentration as function of temperature, solar radiation, relative humidity and wind direction. The positive correlation was found between O₃ concentration with temperature and solar radiation, while the negative correlation was found between O₃ concentration and relative humidity. The result of this study suggests that O₃ concentration has a close relationship with climatic factors over Kanto area.

抄録全体を表示

　森林域のモニタリングを行うためにキャノピーの高さに着目し, 過去から継続的に撮影されてきた空中写真から多時期のDigital Canopy Model(DCM)を作成し, モニタリングの可能性の検討を行った．空中写真から作成したDCMと航空機レーザ測量のデータ(LiDARデータ)とを比較し, 有意にキャノピーの高さを表現できることが確認できた．また, 時系列にDCMを観察し, 成長, 人為的変化, 撹乱がDCMに表れていることが確認できた．従って, 過去からの森林をモニタリングする情報として, DCMは有効なデータであることが示された．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　本研究では, 現行の耐震診断法の問題を解決するために, ポータブル起振器を用いて建物を高精度に制御しながら振動させ, そこから得られた建物応答とそれを精度高く再現する解析法により, 簡便かつ高精度で耐震性能を評価する方法の提案を試みた．まずミニチュア木造住宅模型の実験により, ポータブル起振器を用いた建物の診断法を検討した．次に三次元拡張個別要素法(3D-EDEM)を用いた動的解析の精度を検証し, ミニチュア木造住宅の動的シミュレーションを行った．最後に新しい耐震性能評価指標Iw’ 値の検討と耐震診断・補強フローの提案を行った．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　スマトラ沖地震津波以降, 太平洋津波警報システムのインド洋地域への適用が進められているが, このシステムは高価で技術的にも扱うのが難しく, 維持管理の持続可能性には大きな不安がある．そこで本研究は, 安価で維持管理しやすく日常的に利用可能なシステムとして「多目的ブイを用いた津波警報システム」を提案し, 本システムの導入による人的被害軽減効果の検証と要求性能に関する検討を行った．津波シミュレーションに基づく被害の推計結果からは多目的ブイシステムの津波対策としての有効性が示唆された．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　生産技術研究所都市基盤安全工学研究センター(ICUS)では, 更なる安全体制の確立を目指してIT強震計による生研建物のモニタリングシステムの導入を行った．IT強震計システムは, 東京大学地震研究所地震予知情報センターの鷹野澄准教授により開発された計測システムであり, 本論文では生産技術研究所建物内18箇所へのIT強震計の設置状況と2007年度における観測結果を報告した． 2007年4月1日から2008年3月10日までに32回の地震を観測し, 7月16日の新潟県中越沖地震での揺れも観測することができた．平常時のモニタリングおよび地震時の波形はWEB上で公開しており, 所外からも閲覧することができる．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　「防災対策マニュアル及び地震時の東大病院の防災拠点としてのあり方」に関するWGでは, 医師・看護師向けの地震時の初動対応E-ラーニングシステムを開発し, 平成19年9月の防災訓練前に運用を行った．本論文では開発の経緯とE-ラーニング前後でのアンケート回答に見られた学習効果について報告を行った．3回のラーニングの学習者が医師約300人弱, 看護師約800人前後であり, 多くの職員に地震時の状況をイメージしてもらうことができた．アンケート回答結果からは, E-ラーニングは災害対応マニュアルの周知や訓練・講習受講の動機付けに有用であることが示された．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示

　光スキャナを用いて波長1.06μmのパルスYAGレーザ光を3次元走査し, 水中に焦点を結んで水分子のレーザブレイクダウン・プラズマを発生させ, それを点光源に用いた新しい3次元画像表示器の原理検証を行った．パルス周波数500Hzでは, 1mmあたりの解像度10ピクセル, 画像寸法1cm程度の3次元ビットマップ画像を得た．また, この画像を液晶カラーフィルタを通して観察することにより, 3次元カラー画像が表示可能であることを示した．［本要旨はPDFには含まれない］

抄録全体を表示