生産研究
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研究解説
首都高速道路の合流部における動的可変チャネリゼーション導入効果の評価手法に関する研究
洪 性俊田中 伸治桑原 雅夫
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2010 年 62 巻 2 号 p. 158-163

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抄録
 本稿では, 動的な交通運用施策を評価する技術として, 異なるスケールの交通シミュレータを活用し, 対象地点の局所分析とネットワーク全体の広域分析を体系的に行う評価手法を提案する.施策の一例として, 本稿では首都高速道路のJCT合流部における動的可変チャネリゼーションを対象としている.分析の結果, 局所的には有効であるが, ネットワーク全体の観点からは必ずしも有効とはいえないケースがあることが明らかになった.本手法は, 動的交通運用施策を適切に評価しうる, 有用な手法であると考えられる.
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© 2010 東京大学生産技術研究所
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