パッシブかつナノスケールなTHz顕微技術

梶原 優介; 林 冠廷; 金 鮮美; 小宮山 進

doi:10.11188/seisankenkyu.65.811

研究解説

パッシブかつナノスケールなTHz顕微技術

梶原優介, 林冠廷, 金鮮美, 小宮山進

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ジャーナルフリー

2013 年 65 巻 6 号 p. 811-815

DOI https://doi.org/10.11188/seisankenkyu.65.811

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抄録

本解説では，試料自身からの放射光をナノスケールで検出する新概念の顕微技術について紹介する．まず，THz 検出器CSIPや散乱型近接場光学系を導入することによって構築したパッシブ型THz近接場顕微鏡について説明し，空間分解能６０nm （波長の１/２５０）にてTHzエバネッセント波を検出した観測例を示す．応用展開例の１つとして，ナノサーモメトリーについても紹介する．

責任著者(Corresponding author)

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