生産研究
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研究速報
固定ノードを有するモバイル振動子ネットワークのシミュレーションによる検討
大島 佑起藤原 直哉合原 一幸安東 弘泰
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2016 年 68 巻 3 号 p. 247-250

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抄録
近年,テンポラルネットワークの一種として,素子が移動しながらネットワークの構造を変化させるモバイル振動子ネットワークが,移動体通信などへの応用可能性から注目されている.そこで本稿では,モバイル振動子ネットワークにおいて,ネットワーク全体が同期するまでの時間に対する固定ノードを導入した際の影響を調べる.シミュレーションによる検討の結果,全ノード中のある一定割合のノードが固定されているときに同期にかかる時間が最も短くなることが分かった.さらに,同期時間の固定ノード数への依存性を調べるための理論解析を行った.
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© 2016 東京大学生産技術研究所
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