2017 年 69 巻 3 号 p. 133-136
‘architecture’は一般的に「建築」と訳されるが,さまざまな分野で用いられている.本稿では,‘architecture’という用語が各研究分野でこれまでどのように使われてきたかを定量的に把握する.具体的には,学術文献検索サービスWeb of Science を用いて,タイトルに‘architecture’を含む文献の(i)数の変化,(ii)分野,(iii)分野の重なり,について調査した結果,初期は主に『芸術,人文』の領域で,近年では『技術』の領域において用いられているという知見を得た.