近年, 医療創薬分野や工業分野で細胞組織を用いたモノづくりが注目を集めている. その中でも操作性に優れ,三次元組織への組み立てが可能な細胞ファイバは, バイオリアクターとしての利用が期待される. しかし, 新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響で, 大学における研究活動が制限を受けている. 本研究では, これまで研究室でしか作製できないと考えられていた細胞ファイバを在宅で簡単に家庭用3Dプリンターを利用して造形したマイクロ流体デバイスを用いて作製する方法を構築し, バイオリアクターとして機能することを確認した.