生産研究
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研究解説
踏切の警報鳴動タイミングを事前把握させる視覚情報提示による安全性向上効果の検証
田頭 尚大平岡 敏洋霜野 慧亮郭 鐘聲須田 義大
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2024 年 76 巻 1 号 p. 107-112

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抄録

踏切に対する歩行者行動の安全性向上を図るには,踏切への警報後進入を歩行者の意識的かつ自主的な判断により抑止する必要がある.本研究では,踏切の警報鳴動を予告する情報を提示して踏切道の環境を操作することで,歩行者の行動変容を促す視覚情報提示を検討し,本稿にて,踏切に設置する新たなインタフェースを提案する.歩行者の行動分析に基づいたインタフェースの効果検証を行うため,仮想環境を用いたVR歩行実験を実施し,インタフェースによる視覚情報提示が踏切に対する進入/停止の判断を早めることで,警報後進入が抑止される傾向を確認した.

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© 東京大学生産技術研究所
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