石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第62回研究発表会
セッションID: A14
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[一般発表]
ペロブスカイト型チタン酸化物による糖類の異性化反応
*伊藤 純大山 順也薩摩 篤
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抄録
種々の固体酸化物でD-glucoseの異性化反応を行った。ペロブスカイト型チタン酸化物を用いたところ、TiO2、Nb2O5、CeO2、La2O3などよりもD-fructoseへの選択率が高かった。ペロブスカイト型チタン酸化物の中では、Na2Ti6O13 > SrTiO3 > BaTiO3 > CaTiO3の順にD-fructoseの収率を得ることができた。ペロブスカイト型チタン酸化物の酸塩基性質を評価するために、HCl共存下でD-glucoseの異性化反応を行った。その結果、SrTiO3、BaTiO3は酸、CaTiO3、Na2Ti6O13は塩基として機能することが示唆された。
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© 2013 公益社団法人石油学会
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