繊維製品消費科学
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履物設計の為の足型研究
(第5報) ―若年層との比較による高年層女子の足型特性―
山本 昭子
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1990 年 31 巻 12 号 p. 585-590

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抄録

18~23歳の女子若年層および60~90歳の女子高年層446名の足部データを主成分分析し, 若年層との比較による高.年層女子の足型特性を検討したが次の様な結果を得た.
1) 若年層と高年層を別個に分析した場合では, 高年層は, 若年層に比べて, 足の幅や周径に関する成分の寄与率は低いが, 足甲高に関する成分の寄与率は高い.
2) 若年層と高年層を一括して分析した場合では, (1) 第1主成分は足の総合的大きさを示すsize factorであり, 主成分の平均スコアは高年層の方が低い. (2) 第2主成分は足の幅や周径の傾向を示すshape factorであり, 平均スコアは高年層の方が高い. (3) 第3主成分は足甲高の傾向を示すshape factorであり, 平均スコアは高年層のほうが低い. (4) 第4主成分はボール角度と内不踏長/足長の両方の大小を示すshape factorであり, 平均スコアは高年層の方が高い.

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© 社団法人 日本繊維製品消費科学会
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