繊維製品消費科学
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31 巻, 12 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • ―生活用品を使う立場から―
    佐伯 明
    1990 年 31 巻 12 号 p. 552-556
    発行日: 1990/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ―II.光ファイバー―
    松本 喜代一
    1990 年 31 巻 12 号 p. 557-560
    発行日: 1990/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 林 泰子
    1990 年 31 巻 12 号 p. 561-566
    発行日: 1990/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ―精神物理学的測定法と反応時間―
    片山 順一, 八木 昭宏
    1990 年 31 巻 12 号 p. 567-571
    発行日: 1990/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 山本 昭子
    1990 年 31 巻 12 号 p. 579-584
    発行日: 1990/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    女子学生 (18~23歳) 204名と, 女子高年層 (60~90歳) 218名について, 足部計測と併せて, 履物の着用実態と足の障害に関する調査を行なったが, 次の様な結果を得た.
    1) 日常最も着用頻度の高い履物は, 若年層では, 低ヒール革靴が68.1%, 中ヒール革靴が20.1%で両者で90%近くを占めるが, 高年層では, 低ヒール革靴が36.2%, 突掛け24.8%, 草履・下駄17.4%, 中ヒール革靴11.5%とバラエティーに富んでいる.
    2) 自称靴サイズと実測足長との差を実測足長あるいは実測足囲毎に分析すると, それらの差は, 足長の小さい者ほど大きく, また, 足長235mm以下では, 足囲の大きい者ほど大きい傾向がみられる.以上の傾向は若年層, 高年層共にみられるが, 全体に高年層の方がその差が大きい.それらのことから, (1) 足長が小さいか, あるいは大きい者は, それらのサイズが充分でないため, 実寸法より大きいかあるいは小さいサイズの靴を選択している. (2) 足長サイズ235mm迄のものは, 足長に合った靴を選ぶと, 靴の足囲サイズが小さすぎるため, 足長よりむしろ足囲サイズに適合する大きめの靴を選ぶ.しかし, 足長の大きいものは, 足囲の大小にかかわらずサイズが不足しているたあ, やむをえず小さめの靴を選択している. (3) 高年層は若年層に比べ足長が小さく幅広の足型傾向にあるため, 足長サイズは比較的充たされているが, 足囲サイズが不足しているため, 足囲に合わせて一層大きあのサイズを選んでいる.等のことが類推される.
    3) 靴に対して不満の有る者は, 若年層が86.3%, 高年層が64.2%であり, 不満の内容は, 靴幅および爪先が狭すぎる, が若年層, 高年層共に最も多く, 両者を平均すると83.5%になる.
    4) 靴着用による足傷のある者は若年層が75%, 高年層が47.2%であり, 足傷の最も出来やすい部位は, 中足骨頭部外側, 足裏趾付根部付近, 踵部, 趾表面, 趾裏面等である.
    5) 母趾角 (第1趾側角度) による趾の変形の度合は, 総合的には高年層より若年層の方が進んでいるが, 高年層の方は個人差が大きく, 変形が低度の者が多い反面, 外反母趾等高度の変形足も一部みうけられる.
    最後に, 今回の調査にご協力頂いた福岡市老人福祉センター東香園・長生園・舞鶴園の職員及び関係者各位に厚く御礼申し上げます.
    なお, この資料は, 本学被服構成学研究室の桜木真理, 東嶋朋美, 下川真由美, 金丸彰代諸嬢の卒業研究の一部を補足し, まとあたものである.
  • (第5報) ―若年層との比較による高年層女子の足型特性―
    山本 昭子
    1990 年 31 巻 12 号 p. 585-590
    発行日: 1990/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    18~23歳の女子若年層および60~90歳の女子高年層446名の足部データを主成分分析し, 若年層との比較による高.年層女子の足型特性を検討したが次の様な結果を得た.
    1) 若年層と高年層を別個に分析した場合では, 高年層は, 若年層に比べて, 足の幅や周径に関する成分の寄与率は低いが, 足甲高に関する成分の寄与率は高い.
    2) 若年層と高年層を一括して分析した場合では, (1) 第1主成分は足の総合的大きさを示すsize factorであり, 主成分の平均スコアは高年層の方が低い. (2) 第2主成分は足の幅や周径の傾向を示すshape factorであり, 平均スコアは高年層の方が高い. (3) 第3主成分は足甲高の傾向を示すshape factorであり, 平均スコアは高年層のほうが低い. (4) 第4主成分はボール角度と内不踏長/足長の両方の大小を示すshape factorであり, 平均スコアは高年層の方が高い.
  • 緑川 知子, 笹瀬 綾子, 橋本 聡子, 登倉 尋実
    1990 年 31 巻 12 号 p. 591-595
    発行日: 1990/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    水分に対して異なる挙動を示す親水性素材と疎水性素材よりなる2種の衣服が, 温熱生理と衣服内温度にどのように異なる反応を生じるかを調べる目的で, アクリル100%と綿100%のトレーニングウェア着用時について, 6人の健康な成人女子を対象として実験を行なった.得られた主な結果は次の通りである.
    1) 環境温37℃において発汗後, 環境温を20℃に下降させた際, アクリル着用時には綿着用時に比べ, 衣服内温度と平均皮膚温が有意に下降しにくい.
    2) アクリル着用時には環境温の上昇下降にともない, 直腸温が上昇しやすく下降しやすかった.
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